
3.「拗音」の教え方
(1)「大きい」と「小さい」の展開
(2)「拗音」の規則性
(3)「きゃ」の展開
佐藤:今日は、拗音を取り上げます。拗音とは、「きゃ」「きゅ」「きょ」などのように、大きい「きしちにひみり」に、小さい「やゆよ」がつくもの。
授業では、「たとえば、「きょ」を教える場合、おおきい「き」にちいさい「よ」は「きょ」です。
というわけ。だから、まず、「大きい」と「小さい」の概念形成も行う必要があるの。
3.「拗音」の教え方 (1)「大きい」と「小さい」の展開
佐藤:これはなんですか?
学生:とけいです。
佐藤:これは、おおきいとけいですか?
学生:はい、おおきいとけいです。
佐藤:はい、そうです。では、これはおおきいとけいですか?ちいさいとけいですか?こたえ、いっしょに。
学生:ちいさい とけいです。
佐藤:はい、そうです。では、しつもん、これはちいさいとけいですか?
学生:いいえ、ちいさいとけいではありません。
佐藤:では、これはおおきいとけいですか?
学生:はい、そうです。
佐藤:では、これはおおきいとけいですか?
学生:いいえ、おおきいとけいではありません。
佐藤:では、ちいさいとけいですか?
学生:はい、そうです。
(2)「拗音」の規則性
佐藤:では、「あ」ぎょうはなんですか?こたえ、どうぞ。
学生:「あ」ぎょうは 「あいうえお」です。
佐藤:はい、そうです。「あ」ぎょうは「あいうえお」です。では、しつもん。これは「ぎょう」ですか?「だん」ですか?こたえいっしょに。
学生:だんです。
佐藤:はい、そうです。では、これは「なに」だんですか?こたえ、いっしょに。
学生:はい、そうです。「あ」だんです。
佐藤:はい、そうです。これは、「あ」だんです。では、「い」だんはなんですか?
こたえいっしょに。
学生:「い」だんは「いきしちにひみり」です。
佐藤:はい、そうです。では、しつもん。「いきしちにひみり」は「だん」ですか?「ぎょう」ですか?
学生:「いきしちにひみり」は「だん」です。
佐藤:では、「やゆよ」は「だん」ですか?
学生:いいえ、「やゆよ」は「だん」ではありません。
佐藤:では、「やゆよ」はなんですか?こたえ、いっしょに。
学生:「やゆよ」は「ぎょう」です。
佐藤:はい、そうです。
(3)「きゃ」の展開
佐藤:これは なんですか?
学生:「き」です。
佐藤:そうです。これは「き」です。これは「おおきい」「き」です。では、これは「さ」ですか?「き」ですか?
学生:「き」です。
佐藤:では、しつもん。これはおおきい「き」ですか?こたえ、いっしょに。
学生:いいえ、「おおきい」「き」ではありません。
佐藤:では、これは「ちいさい」「や」ですか?
学生:はい、そうです。ちいさい「や」です。
佐藤:では、おおきい「き」に小さい「や」は、なんですか?こたえ、どうぞ。
学生:おおきい「き」に ちいさい「や」は、「き」「や」です。
佐藤:「き」「や」ではありません。「きゃ」です。「きゃ」、いっしょに。
学生:きゃ。
佐藤:では、しつもん。これは大きい「き」に、小さい「や」ですか?いっしょに。
学生:はい、そうです。
佐藤:では、これは、「きょ」ですか?「きゃ」ですか?こたえ、いっしょに。
学生:「きゃ」です。
佐藤:はい、そうです。
以下、同様の手順で残りの拗音についても指導します。指導が単調になりがちなので、ひらがなカードを使ったカルタ取りゲームなどをするといいでしょう。その際、図のような表にカードを貼っていくと拗音の規則性も同時に覚えられます。


