外国で日本語を教える方法その5 第5課:「濁音・半濁音・拗音」

日本語の指導法
外国で日本語を教える方法 その5 第5課:「濁音・半濁音・拗音」
1.濁音の導入方法2.半濁音の導入方法3.拗音の導入方法佐藤:日本語学校では、学生にまずひらがな、カタカナを教えるわ。最初は、清音からはじめ、「濁音・半濁音・拗音」へと練習するわけ。キム:わたしはベトナム人なので、漢字とか、ひらがな、カタカ...
1.濁音の導入方法
2.半濁音の導入方法
3.拗音の導入方法

佐藤:日本語学校では、学生にまずひらがな、カタカナを教えるわ。最初は、清音からはじめ、「濁音・半濁音・拗音」へと練習するわけ。

キム:わたしはベトナム人なので、漢字とか、ひらがな、カタカナを正しく書くのに、とても苦労しました。
リー:私は中国人だから、漢字は得意だけど、ひらがなとカタカナはいちから覚えなくてはならなかったので大変でした。
佐藤:そうなの。私も授業中、学生にホワイトボードに文型を使った短作文を書かせることがあったわ。そのとき、気づいたのは、「濁音」、「半濁音」、「拗音」の書き方の間違えが多いことでした。
そこで、今回は「濁音」、「半濁音」、「拗音」の文字の教え方について取り上げるわね。

1.濁音の導入方法

まず、はじめにひらがな、カタカナの濁音の導入方法について、説明します。
(「が」のひらがな文字カードの「てんてん」を指で隠します。)
せんせい:しつもん。これは「あ」ですか、「か」ですか。こたえ、いっしょに。
がくせい:「か」です。
せんせい:はい、そうです。これは、「か」です。
(「が」のひらがな文字カードの「か」の部分を隠し「てんてん」を見せながら)
では、これは、なんですか。
がくせい:…
せんせい:これは、「てんてん」です。「てんてん」いっしょに。
がくせい:「てんてん」。
せんせい:はい、そうです。これは「てんてん」です。
では、しつもん。これはなんですか、こたえいっしょに。
がくせい:「てんてん」です。
せんせい:はい、そうです。
「か」に「てんてん」は「が」です。
では、しつもん。
「か」に「てんてん」はなんですか。こたえ、いっしょに。
がくせい:「か」に「てんてん」は、「が」です。
せんせい:はい、そうです。「か」に「てんてん」は「が」です。
このあと、4つの基本文型を使って、ほかの濁音も発音練習します。

2.半濁音の導入方法

次に、ひらがな、カタカナの半濁音の導入方法について、説明します。
(「が」のひらがな文字カードの「てんてん」を指で隠します。)
せんせい:しつもん。これは「あ」ですか、「は」ですか。こたえ、いっしょに。
がくせい:「は」です。
せんせい:はい、そうです。これは、「は」です。
(「ぱ」のひらがな文字カードの「は」の部分を隠し「まる」を見せながら)
では、これは、なんですか。
がくせい:…
せんせい:これは、「まる」です。「まる」いっしょに。
がくせい:「まる」。
せんせい:はい、そうです。これは「まる」です。
「は」に「まる」は「ぱ」です。
せんせい:では、しつもん。
「は」に「まる」はなんですか。こたえ、いっしょに。
がくせい:はい、そうです。「は」に「まる」は、「ぱ」です。
このあと、4つの基本文型を使って、『ぱ』行を発音練習します。

3.拗音の導入方法

次に、ひらがな、カタカナの拗音の導入方法について、説明します。
せんせい:これは、「た」ですか。こたえ、どうぞ。
がくせい:いいえ、「た」ではありません。
せんせい:では、これはなんですか。
がくせい:「よ」です。
せんせい:はい、そうです。これは「よ」です。
これは「おおきい」「よ」と、「ちいさい」「よ」です。
せんせい:では、しつもん。これはおおきい「よ」ですか。
こたえいっしょに。
がくせい:いいえ、「おおきい」「よ」ではありません。
せんせい:では、これは「ちいさい」「よ」ですか。
がくせい:はい、そうです。「ちいさい」「よ」です。
せんせい:では、おおきい「き」に小さい「よ」は、なんですか。こたえ、どうぞ。
がくせい:おおきい「き」に小さい「よ」は、「き」「よ」です。
せんせい:おおきい「き」に小さい「よ」は、「き」「よ」ではありません。
「きょ」です。「きょ」、いっしょに。
がくせい:きょ。
このあと、4つの基本文型を使って、ほかの拗音も発音練習します。

タイトルとURLをコピーしました